アトピー歴30年。だるまのアトピーが改善するまでの道のり

アトピーと付き合い続けて30年ほど。これまで良くなったり悪くなったりを繰り返してきました。

正直、全身の皮を剥いで健康な皮膚と交換したいと思ったこともあったし、アトピーが原因で塞ぎ込んでしまったり人間関係がうまくいかなかったりってこともあったし、アトピーさえなければ……と思ったことは数え切れません。

でも、なんとか今アトピーとそこそこうまく付き合っているし、結婚して子供もいるという“普通っぽい”生活もできています。(アトピーひどいときは結婚なんて一生無理だと思ってた)

ここに書くのは、あくまで私のアトピーとの“付き合い方”であって、“治し方”ではありません。というか、私はもうアトピーという肌質だと思っているので、“治す”とかではなく、うまくやっていかなきゃいけないなぁと思っています。

私の経験は私にとっての正解でしかないですが、少しでも今悩んでいる人の参考になればいいなと思います。

目次

だるまのアトピー遍歴

まずは簡単にだるまのアトピー遍歴を紹介します。

3〜4歳頃:アトピー発症?
5〜6歳頃:幼稚園のウサギや、親戚の家の犬に触るとかゆくなる。でも動物大好きだった……。
10歳頃まで:ステロイド塗って抑えてて、良くなったり悪くなったり。
12歳頃:小学5年生くらいのときに、いわゆる“脱ステ”をやって、それはまぁひどいことに。学校に行けなくて、半年くらい休んでた。ストレスがやばくてよく発狂してた。
13〜18歳:中学・高校生の頃が一番安定してた。高校生の頃はアトピーって分からなかったと思う。
19〜22歳:大学生になって、再度悪化。シャンプー変えたのがきっかけ。あとは不規則な生活も影響したと思う。
23〜27歳:社会人になってからは、仕事のストレスが如実に皮膚に出るように。あとは季節の変わり目(特に秋)にも悪化。
28歳〜:結婚して、フリーで自分のペースで仕事をするようになってから改善。アトピーと向き合う余裕ができた。
30歳:妊娠・出産により悪化。ホルモンバランスの変化で悪化したと思うので、これは仕方ない……。

現在は、たまにステロイドを塗ってはいるものの、一応落ち着いた状態で過ごせています。

アトピーとうまく付き合うためにやっている(やった)こと

パッチテストや血液検査をする

自分のアトピーが何によって悪化するのかを知るのが一番大事だと思ってます。そのために、パッチテストや血液検査はマスト!やってくれる病院が限られているので、事前に調べていくといいです。

パッチテストは、シャンプーやボディーソープなどを染み込ませた脱脂綿?を背中などに貼り付け、2日ほど貼りっぱなしにして炎症があるかを見るテスト。ワセリンやオリーブ油、皮膚科推奨のシャンプーなどのほかに、自分が使っているものを持ち込めるところが多いです。

これは私のパッチテストの結果。炎症反応ばっかり!
だるま

私はとにかく肌につけるもので炎症反応が出まくったので、パッチテストは本当に受けてよかった!

血液検査は、ダニやハウスダスト、花粉やカビなどがアレルゲンとなっているかを調べる検査。私はダニ・ハウスダストの数値がバカ高くて、花粉、犬や猫の毛も少し反応が出てました。

だるま

アトピーの人はダニ・ハウスダストはほぼアウトだと思うんだけど、それ以外にもアレルゲンがあるか知れるのは大きい!

薬をうまく使ってコントロールする

アトピーとうまく付き合うためには、自分でコントロールすることが大事!そのためには薬もきちんと使います。

実はだるまは脱ステの経験があるので、ステロイドを使うことにかなり後ろ向きでした。でも、薬を使わずにひどくなってしまうと、その後に治すのが大変だし、自分のメンタルもズタボロになる。メンタルの安定を保つためにも、適度に薬を使っています。

だるま

いまは皮膚科で処方されるステロイド入りの軟膏(ヒルドイドと混ぜたやつ)を塗ったり、抗アレルギー剤もたまに飲んだりしてるよ

適度に薬を使うのと同時に、「いつ自分が悪くなるのか」も把握しておくといいです。そうすると、「そろそろアトピーが悪くなるかも」という心構えができます。

ちなみに、だるまは
①季節の変わり目(特に秋)
②睡眠時間が取れていない時
③引越しや転職で環境が変わったり、仕事がうまくいってなかったりで精神的ストレスがかかった時
に悪化しやすいです。(働くの向いてなさすぎる……)

これを自分で把握してると、
「そろそろ秋だから、早めに薬塗っておこう」
「引っ越したばっかりで悪化しそうだから、無理しないで過ごそう」
とか自分の体を労わって、アトピーの悪化を防ぐことができます。

信頼できる病院を見つける

薬をもらうためには、そもそも病院に行かないと!ということで、信頼できる病院を見つけておきましょう。

ぶっちゃけ、べつに全幅の信頼を寄せるとかじゃなくてもいいです。それよりも、個人的には先生との相性を重視してます。どんなにいい治療をする先生でも、「この人なんか好きになれないなー」と思ってると病院にも行きたくないし。人間的に「あ、この人好きだな」と思える先生のところがいいと思います。

だるま

私は何度か引っ越しをしてるんだけど、その度に良さそうな皮膚科を見つけて通ってきたよ

..

だるまが今意識しているのは、ご紹介した3つ。でも、人によっては食べ物で悪化したり、花粉で悪化したりなど原因はさまざまだと思うので、自分にあった向き合い方を見つけてもらえたらと思います!

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この記事を書いた人

3歳頃にアトピーになり、戦い続けること約30年。良くなったり、悪くなったりを繰り返してきました。今も自分の肌と日々向き合っています。日本化粧品検定1級。現在は一児の母。

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